表記研修会に参加してきました。歯のなかにある歯髄幹細胞は骨髄幹細胞よりも増殖能力が数倍高いため、これを凍結保存することで将来の再生医療に役立てることができます。対象となる歯は、虫歯や歯周病のない健全な乳歯や永久歯となります。わずかな虫歯があっても、細菌感染のリスクがあるため適応外となります。そのため、交換時期にある虫歯のない乳歯などは最も適しています。ES細胞やiPS細胞ほどの万能性はありませんが、癌化の可能性がない、拒絶反応がないなどの大きなメリットがあります。神経疾患、筋疾患、臓器疾患、眼疾患等への応用が期待されています。バンクの費用は、初期費用50,000円、その後毎年20,000円だそうです。興味のあるかたは、院長までお申し出ください。